もしものおはなし

0704-1


もしもこの子たちがいなかったとしたら
どんな生活だったんだろうと ときどき考える


もう少し遅く起きても朝ご飯をとる余裕はあって
多少残業しても余るほどの時間があって
週末には好きなだけ本を読んでいたはず
自分のものでほしいものもたくさんあったかもしれない
ときには旅行に行きたい、なんて考えたかも
アメリカにも休暇のたびに帰っていたかも


そんな生活を覗いてみたいと思わないでもないけれど
わたしはこれでよかったのだと分かっている
もしもこの子たちがいなかったとしたら
わたしはないも同然だから


ずっとずっとずっとずっと一緒にいたいと思うけれど
それができないと知っているからこそ
いま こうしてただいてくれることを喜べるんだろう