ずっと一緒に。

050213

ずっとこんな笑顔を見ていたいな





Tioのことで ずっとずっと感じてきたこと…

わたしはこの子に負担をかけているんじゃないか、
この子はいつもビクビクこちらの顔色を伺ってるんじゃないか、
子犬らしく振舞うこともできずにストレスなんじゃないか、、、
決して無理をさせようと思ってるわけじゃないけれど
「こうあってほしい」っていう理想がありすぎて
Tioとの間にどことなく距離を感じ続けていました。
Tioは最初から素直で、わたしの気持ちにとても繊細で
わたしが気に入らないことをしてしまうのを何よりも嫌う子でした。
今まで接してきたたくさんの犬たちの中にも
Tioほど傷つきやすく、落ち込みやすい犬はいませんでした。
それはわたしがTioの飼い主だということも大きく関係してるとは思います。
(実際Tioは わたし以外の人に叱られてもそんなに落ち込まない)
(傷つきやすい、といっても臆病なのとは違うんだけど)
飼い主さんが自分たちじゃ手に負えなくて訓練に出す犬たちなので
必然的に自我の強い子たちが集まるということもあると思います。
そういう子たちとばかり接してきたわたしなので
同じような態度だとTioにとっては厳しすぎるのでしょう。
別に力でねじ伏せようとするでもなく、叱るといっても大声を出すわけでもなく、
大抵の犬なら鼻で笑われるくらいの叱り方なのに
それでもこの子には十分すぎるほどらしいのです。
というか、わたしの怒りをしっかり感じ取ることができるのでしょう。
何も言わなくても 何もしなくても
目だけで動きを止めることも ハウスに逃げ隠れさせることもできてしまうのです^^;
そんなに怖がらせたかなぁ~???

Tioは最初から 自分に与えられたものしか触らないし
リードも引っ張らないし 睦月にも優しいし
反抗心なんてカケラも感じられない「いい子」でした。
だからこそ「もっと、もっと」と要求が高くなってしまったのかもしれません。
クラスでも どんなに他の犬たちが吠えたり騒いだりしていても
コマンドを聞けばそちらに集中して 分からないがゆえの失敗はあっても
こちらを試そうとするような態度は全く見られず
相変わらず動きはトロいけど(笑)とても素直な子です。
わたしが何を望んでいるのか、何をするとうれしくないのか、
一生懸命読み取ろうとしてくれるTio。
それなのに Tioはまだ訓練を始めて間もないというのに
今まで調子がよかったからといって先日はダメダメなわたしでした。

Tioは先月ベーシックコースを卒業して 現在は中級クラスにいます。
1回目のレッスンではSitのハンドシグナルを習ったのですが
家でボールを投げてあげるときに練習したらできるようになりました。
ジムの家で数回練習したときもきちんとできました。
でも2回目のクラスではまったくできなかった!
場所が違うとそれだけで犬は普段どおりにできなくなることも珍しくない。
リードありとなしでは困惑してしまうことも多々あること。
家やジムの家では遊びの中でリードもなしでやっていて、
クラスでリードつきでするのは初めてだったのだから
できなくてもおかしくないということは分かっていたのに。
ハンドシグナルを出してもまったく意味不明という顔をするのには参った~

でもそれだけだったらあんな気分にはならなかっただろう。
数分練習すればできるようになるのは分かってるのだし
状況が違うということも分かっていたのだから…

その後 Focused Heelというものを習いました。
アイコンタクトを取りながらのヒール(ついて歩く)。
アイコンタクトは一番最初に教えたことでもあり、
時に視線がうるさいほど(笑)Tioが得意とすることです。
それがこの子ってば Sitの状態でしっかりアイコンタクトをしていても
Heelと言って歩き出した瞬間に目線を外す!
最初の1歩でも目が合っていればそう落ち込むこともなかったんだけど
それさえできない(しない)ので
まずはアイコンタクトをしつつHeelと言った瞬間にクリッカーを鳴らして
それを何度も続けて なんとかクラス中に2歩くらいできるように。
普段は出来の悪さで反面教師(生徒?)にしてるハニーちゃんでさえ、
何十メートルもアイコンタクトしたまま歩けるようになるまで
そんなに時間がかからなかったのにー!
しかも目線の先はお隣の人が持ってるソーセージ^^;
これはまず邪魔がないところでできるようにならなきゃ無理だわ~
それにこの子は一度にふたつ以上のことを同時にするのが苦手なのだった!
Heelでさえまだおぼつかないというのに(サボってて数回しか練習してないから)
「ママの膝より前に出ないように歩きつつママの目を見る…?」
なんて きっと頭が混乱しちゃって無理だよねぇ~
ごめんよぉTio君…君には何事もゆっくりのんびり教えなきゃいけないのに
あまりの出来の悪さについついため息をついてしまった。
他の子と比べちゃいけないよね…
でもね 特にFocused Heelを意識しなくても
できる子は自然とできるんだよねぇ…
ずーっと見つめ続けなくてもいいから(Tioならコケそうだし^^;)
せめてチラチラ目を合わせながら歩けるようにはなろうね。

その日のクラス後から落ち込んでしまって…
Sitハンドシグナルができなかった、とかFocused Heelができなかったとか
そういうことじゃないの。地道に教えれば必ずできるようになるから。
(実際 今でこそ食い入るようなFocused Heelをする訓練士さんのシェパードも
始めた頃はTioと同じで最初の1歩もできなかったんだって)
わたしが悲しくなったのは、最初に書いたように
Tioに無理をかけすぎてるんじゃないかって
プレッシャーが負担になってるんじゃないかって
わたしとの生活ではのびのびできないんじゃないかって
しつけも訓練もしてもらえずお行儀の悪い子になってでも
ただただありのままを愛して受け入れてくれるおうちに行った方が
この子は幸せだったんじゃないかって
そんなことを考えてしまってつらかったのです。
それは次の朝になっても考え続けてしまって
仕事に行くときも 車の中で情けなくウダウダ悩んでいました。

そんなとき 後部座席にいたTioが
不意にその冷たく湿ったお鼻をわたしのほっぺたにくっつけてきたの。
目的地が近づいて「もうすぐだよ~」って言うと時々する仕草
そのときはまだ家を出て少し、しかも仕事に行くときだったので
Tioも普段なら寝そべって大人しくしてるはずのときだったのに。
そんな何気ないこの子との一瞬の触れ合いに涙が流れ
すーっと心が軽くなっていくのを感じていました。

Tioのことで情けないくらい悩んでいたのに
Tioのあんな小さな仕草にあっという間に大丈夫になるなんて
「ありがとう」ってナデナデしたら
落ち着いていつものように後ろで丸まったTio。
わたしの気持ちをこんなにも感じてくれるこの子を
できる限り悲しませないように 落ち込ませないように
この子に合った接し方で付き合っていきたい。
色んな犬がいる。Tioほど傷つきやすい子は見たことないけど
Tioほど優しく素直な子も見たことがない。
わたしの気持ちの変化に気づいたせいか
その日仕事から帰ってからのTioはいつもと違うー!
いつも以上に甘えん坊さんで いつも以上に遊びたがって
何かというとわたしのそばに座り込んで顔を見つめてくる。
かわいくて愛しくてしょうがない。
実は少し前まで 睦月に対するような狂おしい愛しさは感じられなかったんだけど
最近は違う。「ただの犬」だったのが「特別なTio」になっている。
(ただの犬…と言ってももちろん他の犬とは全然格が違ったのは確かだけどね♪)
まだまだ悩むこともたくさんあると思うし
上手くいかなくて苛々しちゃうこともあるだろうけど
いつか素敵な関係になれるように 大切に絆を育てていきたい。

訓練のタイトルを取ろう!って張り切ってるわけじゃない。
この子はそういうタイプの犬じゃないし わたしもあんまり興味がない。
(経験のために試験を受けることはあるかもしれないけど)
この子がいつもわたしといて楽しいって感じていてくれるように
わたしもいつもこの子と過ごす時間を楽しめるように…
肩肘張らずにのほほんと付き合っていきたいな。
Tioとの生活はまだまだ始まったばかり。
日ごとに強まっていく「大好き!」を大事にしていけば
きっときっと気持ちいい関係になれるよね。


今日はTioのことだけでしたが
睦月は何も変わることなく、元気にしています。
夏から換毛が一時たりとも終わらないのだけど
それ以外は普段どおり♪ これが一番うれしいよね。
毎日毎日 帰宅して寝室のドアを開ける瞬間にふと不安がよぎるのだけど…
変わらずにドアの側で待っている睦月がいて
そのことに感謝する毎日です。

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