シリアスホビーブリーダー

突然ですが、私はペットショップ等での
生体展示販売には大反対です
15年前うさぎの睦月を
ペットショップで迎えたあとに、
その行為が何を意味するのか
深く考えるようになりました





最近、レスキュー団体や
ボランティアの活動が盛んになってきて、
保護された子の里親になる方も増えてきましたね
私の知り合いにも里親になった方は何人もいるし、
ネットでも多く見かけます
そんな中、私はあえて
シリアスホビーブリーダーさんから
犬を迎えることに決めました
Tioと暮らし始めた12年以上前から
ずっと思い続けてきて、
今回次の子を迎えるにあたって再度深く考え、
気付いたこともたくさんあります



まずたどり着いた結論は、
私はやっぱりゴールデンが好きだということ!
他にも好きな犬種はあるし、
雑種で気に入った子との出会いを探すのも
楽しいと思います
短毛の子なら、川遊びや雪遊びも
もっと気がねなくさせてあげられるでしょう
サイズ的にも、もう少し小さい方が
何かと助かると思います
それでも、違う犬を選んだなら
きっとゴールデンへの思いが
残ってしまうのが目に見えているのです
私は「犬と暮らしたい」という以上に
「ゴールデンと暮らしたい」のだと、
あらためて気づきました



次にたどり着いたのは、
日本のゴールデンを守りたいという気持ち
…なんて書くと
たいそうな感じがしちゃいますが、
いち飼い主の私にも
できることを見つけたのです


素人の私が調べて考えた限りのことです、
すべてが正しくはないかもしれません
人によって捉え方も様々だと思います
だけど長年心に引っかかっていて、
ようやく自分のとりたいスタンスが
見えてきた気がするのです



営利目的の業者が「売れれば良し」と
近親交配など無関係に繁殖する…
素人が「うちの子の赤ちゃんが見たい」と
スタンダードなど無視して繁殖する…
そうした乱繁殖が繰り返された結果、
日本のゴールデンは本来の姿や気質を
失いつつあります
そしていずれも、
遺伝性疾患への取り組みなどゼロに等しく、
防げたはずの苦痛を強いられるゴールデンが
今日も産まれている



メディアやネットの情報により、
パピーミルの問題は知る人も増えてきましたが、
いまだに日本では
「動物はペットショップで買うもの」
という認識の人が大多数です

展示販売の店で買うことで
間接的にパピーミルにお金を落とし、
虐待繁殖の後押しをしてしまう
(ショップに犬を「卸す」繁殖業者なんて、
程度の差に関係なくパピーミルである)

また、ペットショップ出身、
つまりパピーミル出身の犬を繁殖させることは、
その犬種のクオリティを
著しく落としてしまうことになります
スタンダードやドッグショーなど関係ない…
という話ではありません
血統種は人間が作り出すものである以上、
いい加減な扱いはすべきではない
それに親犬と仔犬の
命や健康がかかっているのです、
安易に繁殖に手を出すべきではありません






北欧や北米のファンシャー(愛好家)が
長い年月をかけて作り上げてきた
素晴らしいこの犬種は、
日本に来たらわずか数世代でダメにされてしまう
私は、ゴールデンの外見も性格も大好きなのです
それがめちゃくちゃになってしまうなんて、
悲しすぎます

本来のゴールデンを生み出すことに
熱心に取り組んでいるのが、
シリアスホビーブリーダーたちです
その熱意と努力と心の強さには感嘆するばかり!
この国でシリアスホビーブリーダーの姿勢を
貫くことがどんなに難しいことか…
素人の私には想像することしかできませんが、
とにかくその存在がなければ、日本から
本来のゴールデンはいなくなってしまうでしょう
いくらゴールデンが好きとはいえ、
自分で同じことをする覚悟もない私は、
シリアスホビーブリーダーから犬を得ることと、
その存在を世に広めることで、
彼ら・彼女らを支援していきたいと思うのです





たぶん、そもそも「犬種」というものに
反対している人からすれば、
お金を出して犬を買うのに変わりないと
感じるのでしょう
だけど、少なくとも先進国において
犬という生き物はすでに野生動物ではなく、
人間の管理下でのみ生きることを
許されている動物です
(野良犬や野犬でも、人間の生活圏にいたら
保健所や保護施設に連れていって、
山に返すことはないですよね)
人間の管理不行き届きによる繁殖
(「かかっちゃった」)も、
営利目的での繁殖も、素人繁殖も、
すべてなくならなければ
不幸になる犬は生まれ続ける
犬を繁殖するのは、あらゆる知識と経験を
兼ね備えたプロフェッショナルだけに
なれば良いと思うのです



こういうことを長い間考え続けて、
怒りや悲しみやもどかしさを感じながら、
自分がしたいこと、
自分にできることが分かってきました
私は動物愛護精神が特別旺盛なわけではなく、
ただゴールデンが好きなだけ
この美しく素晴らしい犬種の未来を守りたい
そんな気持ちから、
シリアスホビーブリーダーさんから
犬を迎えることに決めたのでした



そしてもう1つ、私にできること…
訪れる人も多くないこのブログでも
こうして書き留めておくことで、
いつか誰かの目に留まり
何かを感じてもらえるかもしれない



この国から生体展示販売がなくなるまで…
途方もない願いであっても
あきらめてしまえばそこでおしまいだからね



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