新しい薬

0601-16


25日水曜日、発症9日目。
睦月の調子は相変わらず。
起き上がれない…起きようとするとローリングする。
でも食欲はある。脳圧が上がりすぎると
バカ食いするという話を聞き、食べている姿を
素直に喜べなくなってしまった。
本来なら気持ち悪くて食べるどころじゃないのに
無意識のまま、ただただ口を動かしているのか…と思うと切ない。
それでも、おなかの動きが止まってしまう方が怖いから
食べてくれなければもっと困るのだけど。

今日はぴいママさんがお見舞いに駆けつけてくれた。
とても忙しい方なのに…何もしないでいる方がつらいから、と言って。
イブちゃんが眼振やローリングと闘ったときの話はとても参考になるし、
何よりも経験者であり、いつも支えてくれていた人が来てくれたことで
実は自分が思った以上に不安だったのだと気づく。
RUIさんにも電話でアドバイスを頂き、ますます心強い。
二人ともありがとう…いつも本当に助けられています。

実際の睦月の様子を見てもらって、睦月の食べ方が異常なものではなく、
本当に食べたいから食べてるようだと言ってもらえた。
バカ食いするときはお顔も怖くなって、尋常でない勢いで食べるんだって。
このことが結構心配だったので、ちょっとホッとした。

今日になっても容体が改善されないので、もう一度病院へ。
すでに、ステロイドの使用について前向きに考え始めていた。
結果として、3日間少量を投与することに。
その程度であれば、副作用などの心配もほとんどないとのこと。
そして抗生剤も、バイトリルからタリビットに変更した。
1週間以上使用していても、症状が悪化してしまったから。
(いったんはバイトリルが効いたように思ったんだけどね…)
目の炎症も見られるので、点眼薬も頂く。
下になっている左目が心配。常に閉じている状態で、白い目やにがたくさん出る。
こっちの目はお手入れも大変! 首が曲がらないように支えつつ、
指で目を開かせて、目やにを拭き取り、点眼する…
やってる間に傾いていってしまう。ひとりではなかなか難しい。
右目は少し充血しているけど、心配になるほどではない。

3日間ステロイドを使ってみて、改善されない、または悪化するようなら
Ezの治療もやってみた方がいいのかもしれない。
今の病院で採血し、検査機関に送ってもらえるかの確認をしなければ。
…でも、問題なく採血できるかなぁ~?
どのくらいうさぎに慣れているかが分からないので、イマイチ信用していない。

今回睦月の症状が悪化して感じたことはいくつもあるけど
その中のひとつが、信頼できる獣医さんがいない恐ろしさだった。
(M先生はもうやめてしまったし…)
アメリカでお世話になった先生は、HRSお勧め獣医さんだっただけではなく
わたしと価値観が一致し、人間的にも信頼の置ける方だった。
わたしがしつこかった、というのもあるだろうけど
細かいところまでひとつひとつ分かるまで説明してくれて、
こちらが突っ込んだ質問をしても嫌な顔ひとつせず答えてくれて、
不明なことがあれば正直に言い、必ず調べてメールしてくれたり
次回の診察時に教えてくれたりした。
それはわたしのためだけでなく、恐らく先生自身の勉強のためでもあったんだろう。
常に上を目指す先生をとても尊敬するし、信頼している。
もしアメリカでこの状況に陥っていたなら、こんなにも不安にならなかったと思う。
先生にお任せすれば大丈夫、って心から信じられたはずだから。
そういう先生がいないことが、たまらなく怖くなる。
今の先生ももしかしたらすごく信頼できるのかもしれない。
だけどまだ会ったばかりで、睦月のこともわたしのことも知ってもらってないし
わたしも先生のことを何も知らない。それが不安。
仕方がないことだけど…

帰宅後、疲れたのかやたらとおとなしい睦月。
動こうとしてひっくり返ることもほとんどなく、じっとしていた。
でも野菜も牧草も差し出せば食べる。排泄も大丈夫。
熱があるのか、耳が熱い。ローリングが始まってから、ずっと。
それまでは冷たくて、抱っこしてあっためてたくらいなのに。

夕方、Tioたちのゴハンの用意のために少し部屋を離れていた。
戻ると、いるはずの場所に睦月がいない。部屋が暗いので見当たらない。
仕方なく電気をつけてみると、トイレのうえでひっくり返っていた。
そしてトイレにはオシッコと●が…
こんな状態になっても、もよおしたらトイレに行こうとするのね。
ひっくり返るのにときどき動くのは、トイレに行きたいからかもしれない。
下に敷いてあるシートで排泄したときも、いつも動いてひっくり返ってる。
体を汚したくないんだね…今はグルーミングもできないもんね。
明日はタオルで全身を拭いてあげたいな。
固定するのもままならない今では、まだ難しいだろうか。
いっぱいナデナデしたら、毛づくろいしてもらった気分になるかな?

ステロイドは16:30ごろに、りんごジュースに混ぜて飲ませた。
夜には抗生剤。今回は粉薬なのでお水と混ぜて、パイナップルを少し絞った。
ぜんぜん溶けない~注射の方がよかったよ(注射はないって言われた。。)
シリンジであげたけど、底に粉薬がツブツブと残ってしまったので
お皿をペロペロしてもらった。おいしかったらしい♪
野菜、牧草、ペレット…どれもよく食べる。ボトルを差し出すとお水も飲む。
意識があって飲食してるのか疑問だったけど、
今日は「もういらない」の意思表示をしたのでちょっとうれしかった。

皮下輸液と目のケアをする際、膝の上に乗せたら
安定している時間が今までよりも長かったような気がする。
ケージの中で動いて、トイレに近づいていったので
トイレに乗せてみたら、最初こそ転がってしまったものの
支えてあげていたら●をポロポロと落とした。
「ピーピーピー」と声かけするも、オシッコは出さない。
輸液の最中にお膝の上でちびっちゃったからかなぁ~
とにかく、気のせいかもしれないけどちゃんと座っていられる時間が増えたかも!?

ひとりでは食べることもトイレに行くこともできない睦月。
倒れないように固定されて、ようやく安定して眠れる姿を見ていると
本当にまた飛んだりはねたりできるようになるのか、疑ってしまうことも。
でも、ひどい斜頚やローリングの子が、治療の末元通り走れるようになった話を
いくつも聞いている。首の傾きが残ったとしても、問題なく生活できることも。
ベッドに起こしに来たり、なでてもらおうと駆け寄ってきたり、手拍子に合わせてジャンプしたり
そんな睦月の「普通」が早く帰ってきてほしい。
今は、なんだか睦月がそこにいないような感じがしてしまう。
体はあっても、睦月らしさがすっかり見えなくなってしまっているから。
生意気で気まぐれで、そのくせ甘えたで 食い意地が張ってて自己主張の強い睦月。
それでも時折…食べ物のにおいに興奮してひっくり返ってしまったり
ロクに動けないのに健気にもトイレに行こうと試みたり
ナデナデされて歯を鳴らしたり、手をペロペロと舐めてくれたり
そういうときに、睦月はココにいるって感じることができる。
多分朦朧とする意識の中で、わたしのことも感じてくれているかな?
ずっとココにいるからね…安心して眠っていいよ。